愛犬ペタの「困った」

「犬の十戒」

2018/03/31


こんにちは!編集長のミッキーです。

世界中で読まれている「犬の十戒」という短編詩をご紹介します。

私は、2頭の元保護犬と暮らしています。子供はすでに社会人なので、妻と犬たちの4人家族。
今から2年前、犬のことで悩んでいた時にインターネットで「犬の十戒」を読み、心が大いに救われました。当時の想いを振り返ってみます。

ペタがやってきた

我が家に初めて犬がやって来たのは今から6年前の2011年のこと。東日本大震災の被災犬を引き取りました。人なつこくて穏やかな性格で、問題行動もなく、とても飼いやすい犬でした。ブッチという名前で今も13歳で健在です。

しかし、その次にやって来た「ペタ」という若い犬には手を焼きましたー。ペタは大阪の岸和田市で保護された犬です。
他の犬に対して強烈に吠えるので、散歩がとても大変。自分なりにしつけやトレーニング方法を調べて頑張ってはみたのですが、全く改善せず、逆にひどくなっているようにさえ感じました。

どう対処していいのかわからず、気持ちは落ち込み、悩みました。辛くなると、「ペタは家庭犬にはなれないのでは?」とか、「里親になったのは間違いだったのでは」とネガティブなことばかり考えるようになってしまい、毎日の散歩は苦痛でした。

ペタとお見合いした日のことを思い出します。
2015年の初夏、ペタに会いに保護団体を訪問しました。「では、少し散歩に行ってみましょう。」ということで近所を歩いたのですが、リードを引っ張りまくり、公園で会った犬にはギャンギャン吠え、わずか10分ほどの散歩で心が折れそうになったのを覚えています。「なんじゃ、この犬は!」という第一印象でした。

私たちより前に3組がお見合いに来て、すべて断って帰ったそうです。
やっぱりそうか~。スゴイもんな、この犬・・・。(汗)

でも、そのスゴイ犬の里親になることを選びました。自分たちなら何とかできるのではないかと思ったからです。しかし、現実は予想以上に大変だったというわけです。

なんでそんなに吠えるの?!

私には、ペタが反抗的で指示に従わない攻撃的な犬に見えました。今はそうでないことを理解していますが、当時は知識もなく、そうとしか思えませんでした。
だから、「なんでオレの気持ちがわからないんだ」「もうウチの家族になったんだから安心してくれよ」「オレの言うことを聞く気がないのか」と散歩の度に怒り、頭を抱えていました。

そんなある日、以前に聞いたことがある「犬の十戒」のことをふと思い出しました。そして、インターネットで検索して読むことになります。
10番目を読み終えた時には、涙で前が見えなくなりました。そして、ペタに対して何とも言えない愛情が湧きあがり、「ごめんな、ペタ。」と謝りました。同時に、私のココロにあった重荷が希望に変わっていくのを感じました。

言葉を持たない犬たちの心の叫び

「犬の十戒」には、言葉を持たない犬が飼い主に対して何を伝えたいかが書かれています。つまり、犬たちの心の叫びです。

ペタの飼い主となり、家族となったオレがペタのことをちゃんと理解できなくてどうする。里親になったのだから、ペタの最期の日までちゃんとそばにいたいという想いがこみ上げてきました。

ペタが我が家に来て2年半が経ちました。まだ他犬に吠えますし、課題はたくさんあります。でも、当初と比べると改善しました。
でも、今でもペタと散歩中にギャンギャン吠えられて頭に来ることがあります。そんな時に「犬の十戒」を読んで、ココロを落ち着かせるようにしています。

「犬の十戒」を読むと、「ペタは今どんな気持ちなんだろう。」「何に怖がっているんだろう。」と考えるようになります。自分の目線ではなく、犬の目線で想像してみるようになります。そこがすごいところです。

犬の十戒

最後に「犬の十戒」をご紹介します。
これは、作者不詳のまま世界中に広まっている短編詩のようなものです。3分あれば全部読めます。
1人でも多くの飼い主さんに読んでもらい、人間に飼育放棄される動物たちが1頭でも減ることを願うばかりです。

1.私の一生はだいたい10年から15年です。その間、あなたのそばにいたいのです。どうか、私と暮らす前にそのことを知っておいてください。
My life is likely to last ten to fifteen years. Any separation from you will be painful for me. Remember that before you get along with me.

2.あなたが私に何を求めているのか、私がそれを理解するまで待って欲しいのです。
Give me time to understand what you want of me.

3.私を信頼して欲しい、それが私にとってあなたと共に生活できる幸せなのですから。
Place your trust in me- it's crucial to my Well-being.

4.私を長い間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないでください。あなたには他にやる事があって、楽しみがあって、友達もいるかもしれない。でも、私にはあなたしかいないのです。
Don't be angry at me for long and don't lock me up as punishment. You have your work, your entertainment and your friends. I have only you.

5.時々話しかけて欲しい。言葉は分からなくても、あなたの声は十分私に届いています。
Talk to me. Even if I don't understand your words, I understand your voice when it's speaking to me.

6.あなたがどのように私を扱ったか、私はそれを決して忘れません。
Be aware that however you treat me, I'll never forget it.

7.私を殴ったり、いじめたりする前に覚えておいて欲しいのです。私は鋭い歯であなたを傷つけることができるにもかかわらず、あなたを傷つけないと決めているのです。
Remember before you hit me that l have teeth that could easily crush the bones of your hand but that I choose not to bite you.

8.私が言うことを聞かないとか、頑固だとか、怠けているといって叱る前に、私が何かで苦しんでいないか気づいてください。もしかしたら、食事に問題があるかもしれないし、長い間太陽に照らされているかもしれません。それとも、体が老いて、弱っているのかもしれません。
Before you scold me for being uncooperative, obstinate, or lazy, ask yourself if something might be bothering me. Perhaps I'm not getting the right food or I've been out in the sun too long or my heart is getting old and weak.

9.私が年を取っても、私の世話をお願いします。あなたもまた同じように年を取るのですから。
Take care of me when I get old ; you, too, will grow old.

10.最期のその時まで一緒にそばにいてください。年を取った私を見て、「もう見ていられない」とか「いたたまれない」と言わないでください。あなたがそばにいてくれるから私は最期の日も安らかに逝けるのですから。忘れないで下さい、私は生涯あなたを一番愛しています。
Go with me on difficult journeys. Never say, "I can't bear to watch it ." or " Let it happen in my absence." Everything is easier for me if you are there. Remember I love you.